ラーメンを求めて宮崎へ。早朝の峠道を綾の照葉大吊橋に向かう一台の軽自動車。
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直前の地図チェックで最短だと思われた経路をたどるべく、県道26号へ入る。地図上でも細かく激しくうねる線形が描かれていたので、
厳しいかも?という一抹の不安はあったものの、こういう道を走るのはいつものことなので、気にせず進んだ・・・が、
結論から言うとこれがとんでも無い道で・・・。山あり谷ありは当然として、激狭路・キリ&ブラインドカーブで見通し悪し・
路面に川が流れてる・ガケ崩れしまくり・落石&倒木多数・常時野生動物飛び出しなどなど・・・。
都城出身のS氏以外の一般人には間違っても勧められないほど。
一応ところどころバイパスを作っている様子ですが、今のところ全くお勧め出来ないルートです。
昼間はブラインドカーブでの対向車が怖い(カーブミラーなんて立ってるだけで大半はミラーが無かったり、変な方を向いていたり・・・。)し、
かといって夜間に走って事故でも起こそうものなら、発見されるころには死んでしまってるかも知れません。途中民家など全く無い上に、
携帯は圏外ですから。というか、実は2,3台落ちてるんじゃないかと思えるような場所がそこらじゅうにあるし。
あまりに本気走りだったので写真がこれしかありません。動物もたくさん見ました。
・シカ×多数
・ネコ×3
・タヌキ×4
・イタチ?っぽい何か×2
・野ウサギ×多数
・路上徘徊中のヘビ×1
・上から落ちてきたヘビ×1
などなど。カメラを構える余裕を与えないほどのサービスっぷりです。何とかたどり着いた大吊橋はまだ真っ暗。
吊り橋が渡れる時間になるまで駐車場にて仮眠を取ります。直前の疲れのためか、よく眠れました。
鳥の鳴き声で目が覚めたころには、すっかり夜も明けてました。山中だということを差し引いてもとても寒い朝。
上着なんて忘れてきたので、風邪を引かないように車中で待機。
しばらくすると係員のおじさんがゲートを開け始めたので、話をしてたら入れてくれた。本当のオープンまではまだ少しあるので、
ちょっと得した気分?
横浜のベイブリッジを歩行者サイズに縮小したような風情の吊り橋は、大吊橋と豪語するだけあってほんとに大きい。
そんな吊り橋で深い渓谷の上を渡るというのだから怖くないはずがない。しかも、朝露に濡れて良く滑る鉄製の通路には、
ちょっとしたシャレのつもりなのか、
ところどころ、下が良く見えるようになっている。そこを素人は、怖いモノ見たさで覗いてしまうのだが、
そこはもう、別世界。ヤバいです。欄干の向こうを見れば、こんな調子。
走ってくる観光バスが米粒大に見えるのを確認したら、さっさと渡りきる。こう見えても高いところは苦手なのだ。
吊り橋の先は散策路になっているとのことなので散歩がてら歩いてみることにする。
この道がかなり登山道寄りなルートだということがわかったのは、もう戻れないところまで来たところでのこと。
こんなところに道なんか造るなよなぁ?と思える無理やりなルーティング。路面も荒れてきたし、
まだ1キロ以上あるようなのでそろそろ戻ろうと思って振り返ると、
遙か上空に、見たことがある橋の姿。予定通りこのまま進むことに。
若干テンションが下がりながらも、強い日差しに押されるように歩を進めると、
などという木が生えていたり、
変なキノコが生えていたり、
何食わぬ顔でテクスチャを纏う木が生えていたりと、なかなか楽しいもの。
ダラダラ歩いて小さな吊り橋を渡るころには、すぐ足下に川が流れていました。
写真が多くなってきたので、いったん休憩。
(つづく。)
>ぱるさん。
走ったことがある人ならわかってもらえると思うのですが、
ほんとに厳しいですね。笑
フロントガラスに何かが落ちてきたときには
死ぬかと思いましたよ。
木の枝かと思ったら動くのですから・・・。
このルートはホントに厳しいですよね。
昼間は昼間で対向車がいつ来るかひやひやしながら走るので、
また違った厳しさがあります(笑)
でもへびが落ちてくる夜間もなかなかですね~^^;)