(前回のつづき。)
並んだバスが走り去るのを見届けて、そろそろ出発?と思うも、まだ少し時間が早い。
朝のワイドショーから水戸黄門の再放送が始まるくらいまでのんびりして、ようやく出発。
そういえばどこに寄り道をしようかまだ決めていませんでしたが、海の中道まで行って水族館にでも行ってみようかと思いつつ、
走りながら目についたのは「九州国立博物館」の文字。
そういえば博物館なんてしばらく行ってない(最後にいつ行ったのかも覚えてない)なぁと言うことで、
これはちょうど良いと思って向かうことに。
高速道路を筑紫野ICで降りて、案内通りに走ること1時間。朝倉市に着きました。もう少しすると大分県です・・・って、何か違う。
いつになったら着くのかと地図で場所を確認してみると、目的地は筑紫ICから直線距離で5キロちょっと。完全にミスコース中の自車。
確か途中までは交差点ごとに案内が出ていたのに、気が付いたら何も出なくなりました。もう着くんだろうなと思って走りついたところが、
現在地です。しかしどこで間違えたのか・・・。ここからどうやって行ったらいいのか。。。引き返してみるも案内が出てこない。
この辺が役人仕事だよなぁと思いつつ、細々とした山道を通り抜けて太宰府天満宮を目指したら到着しました。なんてことはない。
太宰府の隣にあるんですね、これ。着いてみてわかりましたが、徒歩で往復出来る距離です。動く歩道もあるので、
どっちかの駐車場に車を置いたままで、どちらにも余裕で行くことが出来ます。これ豆情報。
車を駐車場に停め(500円)、どこが入口なのかわからない(だから案内を・・・)まま長い坂道を歩いて、ようやくついた正門前。
周囲を山に囲まれていて、目の前に出るまではここのどこに博物館が?と思うのですが、総ガラス張りの凄まじい規模の建物です。
正直言ってやり過ぎな感じしかしません。それは中に入っても同じ。まるで
プリンタの出力をラミネートしただけの道案内表示
が嘘のよう。
こんな調子で広大な空間をふんだんに使ってます。こんな山の中にこんな施設が・・・
恐るべし国立博物館と衝撃を受けること請け合いです。
展示スペースのある2Fまでは長いエスカレータで上ります。意外と傾斜角があって、しかも長いのでちょっと怖いですよ。
上っている最中は決して振り返らないように。混雑してると危ないような気もするような作りがナイスです。
広い展示スペースには、これでもか!という勢いで、大量の展示物が置いてあります。石器やら陶器やら、年代ごとに置いてあるのですが、
広いスペースを使ってゆったりと展示してあるので、混雑していてもゆっくり見られそうです。これはさすがというところでしょうか。
歴史的なものには全く興味が無い自分ですが、それでも2時間ほど居てしまいました。放っておいたら一日のんびり過ごせそうです。
現行ハイビジョンの16倍の解像度で、画面サイズが350インチという訳の分からない規模のシアター(シアター4000と言う)
では、どうすんだこれ?と思わず呆れてしまうほどの、臨場感あふれる映像を見ることが出来ました。フィルムではない、
デジタルな映像でここまで凄いのは見たことがないですね。そんなものが九州の山中にあります。
思いの外、堪能出来る施設だと思います。
そこらじゅう大量に配置されている係員に見送られつつ博物館を後にして、せっかくだから太宰府にも行ってみます。
博物館からは動く歩道に乗って太宰府へ。動く歩道を降りたところにあった遊園地が非常に気になりましたが、
幸いにして本日休業とのことでしたので、パスします。
受験シーズンはこれから、ということでそんなに激しく混雑していない太宰府天満宮。言わずと知れた学問の神様です。
せっかくなので、お参りをしておきました。人生、日々勉強ですからね。お参りの後はちょっと休憩に。普段なら絶対寄らないであろう、
茶屋に寄ります。観光客も少ないシーズンなのか、店内は至って静か。BGMさえ流れていません。
太宰府といえば梅ヶ枝餅。ということで、
抹茶とのセットを頂きました。焼きたての餅は、外はカリっと・中はフワっとしていて大変美味。例によって甘すぎるくらいに甘い餡は、
渋い抹茶と最高のマッチング。窓の外は冬枯れした梅と静かな水面の池。落ち着ける時間が過ごせます。余談ですが、
梅ヶ枝餅はお店に寄って形状や大きさが結構違うんだそうです。その辺の比較などをしてみるのも良いかも知れませんね。
デザートに甘酒(爆)を頂いたら出発します。
(次回最終回?)
国立博物館、私が福岡にいた頃はまだなかったんですよね~、行ってみたいなあ・・
でもさすが国立と付くだけの事はありそうですね。
梅が枝もちはお店で全然お客さんの数が違いますから、味が違うんでしょうねえ。鹿児島の両棒もちもお店で結構違いますからねえ・・