正月気分もろくにないまま明けて2週間目の平成28年。
相変わらず仕事は・・・生活は・・・と、全く晴れない気分な毎日を過ごしているところに追い討ちをかけるようなニュース。
デヴィッド・ボウイ死去。
もうですね・・・こんなことが年明け早々起きるなんて、あんまりじゃないですか、親父さん。
つい先日ニューアルバムが発売になったばかりなんですよ?あれが遺作になるなんてコンマ数μだって思ってなかったわけですよ。いつも通り(とはいえ久しぶりのリリースではあるのだけど)に楽しみにしながら買ってきて聴いてたんですよ、いつも通りに。。。
思えば高校生だった頃(もう20年以上前になりますな)、ラジオから流れてきたchina girlという曲で知ったのが初めてでしたね。当時は自由に使えるお金なんかたかが知れてるのに、欲しいレコードが沢山あるという時期でしたから、初めてアルバム「Tonight」(もちろんアナログ盤)を買ったときは、散々悩んだなーって今でも覚えていたりしますね。思えば当時は、予備校に行くと見せかけて町田の商店街にあるレコード屋を巡回するのが放課後の日課みたいでしたし・・・なんてことも思い出したり。
ボウイさんの楽曲や歌詞についてのお話は、星の数ほどの詳しいレビューを、自分なんかよりよっぽど詳しい人が書いて下さっているので、いまさら自分が書けることは全く無いと断言します(ということにさせといてください)ので、初めて聴いたときから今をもっても感じていることが一つ。
「この新しさから感じる懐かしさは何なのだろう。」
と。
新しさの裏側にそこはかとなく潜んだ懐かしさ、それは親しみとか思い出のようなものなのかもしれないけども、そんなことをいつも感じていたんですよね、僕は。その時代時代で新しいことに挑戦し、時に突飛なことしてそれを世に問うてきた感のある人なのに、不思議だなぁと。
結局それは何なのだろう?という思いを抱かされるのが、好きだった要因だったのかもしれませんが、それがはっきりすることは、おそらくもう無いんだろうな。うむ。
(無断転載ですが)
亡くなる二日前にこの笑顔ですよ。カッコよすぎるじゃないですか、おっさん。
最後に、アルバム「Never Let Me Down」のボーナストラックのなかから、アニメ映画「風が吹くとき」の主題曲になった「When the wind blows」を。