今日は一日、鳥の観察なんぞに費やしてみました。
まず向かったのは薩摩川内市。家を出て加世田経由で北上。海沿いの気持ち良い道を走って1時間少々で到着。
そこはJR九州・川内車両基地。九州新幹線の整備工場です。某所で今日はそこでイベントをやってて中に入れるというのを聞き、それでは行ってみようということになった次第。正式には「新幹線基地フェスタ2009」と言うのだとか何とか。
車をその辺に路駐(爆)して早速中に入ってみます。というか、シャトルバスがあるんなんてその場で初めて知りましたよ・・・。
中に入ると広い工場の一角がイベントスペースになっていて、そこでいろいろな出し物が行われていた・・・ようです。他にも展示やら販売やら、結構いろいろありまして、そこそこ賑わっております。
工場の中はさすがというか何というか、とにかく広い!デカい。そして真新しい。すげぇなぁと思いつつ、地味に隅っこに置いてある台車なんぞを撮ってみる。
新幹線の台車だぜ!すげぇよ!!なんて興奮するほど鉄な人じゃないのですが、気が付いたらその延長線上にあったこんなものまで撮ってました。
これをグルっとやって台車を運んだりするんでしょうか。なんか面白そうなので、次回は是非稼働デモをやって頂きたい!さらに言うなら自分で操作してみたいぞと思います。
さて、工場の奥の方へ行くと新幹線の下回りの点検・・・じゃなくて見学が出来ます。
九州新幹線のこの車両。なんとなくノッペリしていて締まりの無い奴だなぁと思っていたのですが、下回りを見るとこれが結構な気合いの入りよう。
ブレーキのデカさと、ダストの凄さが半端じゃない台車とか。
至る所に施された空力対策とか・・・。
車輪の場所以外は全部サイドスカートがついてますが、レールとの隙間が小さいこと・・・。ちょっとロールしたらこすりそうな勢い。ここまでしないとあの速さは出ないんですなぁ。。。
新幹線といえば日本の技術・全部乗せ!みたいなに思ってましたが、ほんとにそんな感じでした。
さて一通り見たからそろそろ帰るかと思っていると、運転台見学の抽選が始まると言う。まぁ当たったら見てみよう、くらいに思って抽選するもハズれ・・・たのですが、「あー当たるまでやっちゃって下さい!」という係員のお言葉。二発目に見事当たりを引きましたよ。いいのか?
整理券をもらったので、時間になるまでの間すこし工場内を撮影します。
広角レンズなんて車に置いてきたので、まぁこんなもんです。
自分が乗る(?)車両は、外の車両との事なので工場から出て外に回ります。そこもまぁ子供が一杯。いつの時代でも人気者ですなぁ。そんな子供たちを押しのけて傍若無人な撮影をしているマニアな方々の前に入り込んで写真を撮ります。
そして指定された車両に乗り込むと、座席に座って順番待ちです。本物の車掌さんが対応して下さいます。
ここにはまだ書いてませんが(絶対書きますから・・・)実は先日この車両には乗ってまして。。。でもそのときはちゃんと撮影せずにグラコロバーガーを食ってたものですから、とりあえず車内の様子を。
木目を多様した落ち着くインテリア・・・なのかも知れません。個人的に非常に良いと思ったのは、窓にある日除け。
ただのすだれなんですが、外が見えるようにか一部分だけ目が粗くしてあるという芸の細かさ。これぞ和の心。というか、鉄道車両ですだれが採用された例って他にあるんでしょうか。。。
ふと足下を見れば、
なにやらモノグラムが・・・。なんだか徹底したこだわりを感じますね。
待つことしばし。車掌さんと談笑しつつ待つこと数分で自分の順番が来ました。いよいよ運転台に入りますよ!!!って、まぁそんなにテンション上がってる訳ではありません。
意外と何も無いのに驚きました。へぇこんなもんなんですねぇ・・・ってそりゃあの速さで走るんだから、余計なもんを見たりいじったりしてる暇は無いか・・・と、これまた現役運転手さんからいろいろお話を聞きます。というか、新幹線の運転台って普通見れないので、見るだけで普通に感動です。
運転台からの眺めはこんな感じ。
遠くは良く見えますが、目の前は全く見えません。実際にイスに座らせてもらって周囲を見渡してみると、意外と窓が小さいんですね。これでどうやって規定位置に列車を停めるのかと聞いてみたところ、横の窓に白い目印があってそこをホームの目印に合わせて停めるんだそうです。いやぁ勉強になります。
しっかり楽しんだぜ!と、そろそろ去ろうとすると「折角だから写真を撮りましょう!」と言われる。何というサービス精神・・・さすがです。そう言われるならば、撮って頂かない訳にはいけませんよということで、自分の写真を撮るのが大嫌いな自分ですが、一枚。ちょっと楽しくなってます。
しかしながらものすごい恥ずかしいので、今回限りにしようと思います。はい。
子供の視線と、その親の失笑を買いつつ、運転手さんにお礼を言って運転台を堂々と後に。車掌さんにも挨拶をして降りようとすると、こんなところにもこだわりが・・・。
壁材まで専用に作ったのか!と。感動しきりで降りたあとは場内を適当に撮影。
作業車の試乗会とか、いいですね。列が長かったのでパスしましたけど・・・。
実際乗って見てからだと、外からも窓の小ささが良くわかります。一通り見たら工場を通って移動・・・の前に、さっき目を付けておいたものをお土産に購入。
JR系のグッズもあったようですが、迷わずこれにしました。肥薩オレンジ鉄道のチョロQ。実はそれを入れる紙袋のほうが欲しかったような気がしないでもないのですが、記念に飾っておこうかと。何故か知りませんが売り物のタオルをおまけにもらいました。
肥薩オレンジと言えば3セクになって経営が厳しいという、典型的な路線です。あの手この手を使って資金繰りをしている様子は、ぬれ煎餅を売る銚子電鉄と同じような状況。こんなちょっとした買い物でも、その足しになればと思うのですが・・・。
さて、そんなこんなで無事に見学を済ませました。え?これのどこが鳥の観察だって?
ですから・・・ごめんなさい。(笑)
(長くなったのでひとまず休憩・・・その2へ。)
ビバ☆ビョッター!
ツバメ、最高です!
我々を飛び越えて息子が一緒に寝てる本の中で一番お気に入り。