熊本に行く。
11月 24, 2009 — 15:12

海外からお越しになった友人夫妻が熊本にお越しになるというので、これまた友人のF氏と一緒に阿蘇を見物してきました。折角行くならということで、前日より熊本空港近くのホテルに宿泊することにして家を出ます。

山を越えて九州道に乗ったところで、そういえばお土産が無いなぁと思って桜島SAに寄るも面白いモノが無かったので、他にどこかあるかと思って寄ったのは鹿児島空港。

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連休初日と言うことで大混雑・・・買い物だけなので空港駐車場(いつもはちょっと離れた安い駐車場に停める)でいいやと入ったら、いくら探しても空いてるスペースが無い・・・。どこか空いてるハズだから探せという係員を相手にしているヒマは無いので、仕方無くそのままスルーして出口へ。しっかり料金を取られたんですが・・・。つーか金取るなら仕事しろよ・・・。

ブツブツ言いながら空港の前に路駐(!)してお土産を入手。「桜島!」とでっかくプリントされたTシャツとタオルなんぞを買ってみました。サイズが微妙だけど、話のタネにでもなればいいかと言うことで。

そのあとはまた九州道で北上。途中、バンパーがモゲかかってぶらんぶらんしてる車や、マフラーを引きづりながら火花を飛ばしてる車などが居たりして、休日の高速道路は結構楽しい・・・けど、どっかのトラックがまき散らして行った「タイヤ片」がそこらじゅうに・・・というか「タイヤそのもの」まで落ちてるのには参りました。落とし主が不明なのですが、もしかして今も気づかず走っているのでは無いか?と思うと、どうにもいたたまれない気持ちになります。

そんなこんなで目的のICの一つ手前で間違えて降りたあと(←ただのミスです)、田舎道やら住宅街やらを激しく迷走して「カンデオホテルズ菊陽熊本空港」に到着しました。

このホテルは最近流行?の郊外型ホテルで、小綺麗な作りで値段が安いのが特徴です。部屋が西向きだったので夕焼けがとても綺麗で・・・。出発前に調べておいた(爆)出前ピザ屋に夕食の注文をしたあとは、窓の前でぼーっと外を眺めます。

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毎日のこととは言え、何度見ても綺麗だなーと。

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日が暮れていくのを見送ったあと、あたりが暗くなったころにピザが届きました。もう少しまともなモノを食えという気もしますが・・・出前が取れないところに住んでいるもので・・・たまに出たときに食べるのが贅沢!ということで、頼んだのはピザポケットのプレミアムロールというもの。メニューがよく分からないので、ジャケ買いならぬ名前注文でしたが・・・。

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到着したブツを開けると、そこにはなんだか凄いモノが。ピザだけでも十分高カロリーなところにきて、ミミの部分にはウィンナーがずらっと並んでいます。さすがにこれは重そうだ・・・と食べたら実際重くて軽く気持ち悪くなりました。適当な注文をするとこういう目に遭います・・・。

ピザを食ったら風呂に入ってダラダラと。加湿器をレンタルしたら湿度が高くなりすぎてなかなか寝付けず、気を失って起きたら朝という状態でした。。。

天気はどうだ!?とカーテンを開けると、外は一面のベタ曇り。

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天気予報は午後から雨。これは当たりそうな予感。朝食バイキング付きなのでここはさらっと健康をテーマにメニューをチョイス。あくまでも主観ですが。

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朝飯を終えたところで午前3時に広島を出たF氏が到着。夫妻が泊まっているペンションへお迎えに。

無事に合流出来たら、雨が降り出さないうちに・・・と言ってるそばからポツポツ来てるのですが・・・阿蘇山へ。途中で草千里などに寄りつつ、

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激烈に寒い阿蘇山西駅からロープウェイに乗って、さらに強風吹きすさぶ山頂・火口見学へ。”寒い”という単語がマイナス気温が半ば標準の国から来た人の口からも発せられるくらい・・・とにかく寒い!でも山頂は人が沢山いて、人気の程を思い知らされます。

山頂には万が一の噴火に備えて避難施設が沢山あるのですが、これもっといいデザインとかにならないんですかね。戦争の何かみたいで・・・。

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火口付近では何やら怪しげなものが売られている・・・と思ったら、硫黄でした。要するに「湯ノ花」なんですが・・・ここで買ったあと、ロープウェイに持ち込んでいいものなんだろうか?特に3000円クラスのやつとか・・・。

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それにしてもこちらは遊びに来てるだけですが、仕事で毎日となるとかなり過酷な環境です・・・。ごくろうさんです。

そして火口へ。

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水蒸気が激しく上がっていますが、思ったほど温泉臭くありません。風向きに寄ってたまーにグリーンな湖面?が見えたりします。サウナ好きなフィンランド人が「あれ温泉だろ!入って来ていいか?」と言うので、「ちょっと熱いから気をつけろ!」と言っておきました。そういうイメージはあまり無かったんですが、結構面白い人だなとこの辺から思い始めました。(^^;

奥様に「写真撮るからここに立って」と言った場所は「禁煙看板の前」だったりしますし。

別の場所ではお土産用のきれいな石なんかも売られていて興味津々。

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かと思えば、スタスタと歩いて違う展望台へ・・・立ち止まったかと思うと道を外れて石探し・・・と至ってマイペースな旦那殿。ちなみに奥様はすっかり凍えてしまってそれどころじゃない様子・・・恐るべし阿蘇。奥様曰く、日本の寒さは湿気があるから寒さを感じる・・・とのことですが、いや実際寒いんですよね、風強いし・・・。

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火口見学を終えて車に戻ります。次はランチへ行く予定ですが、思いのほか早く戻って来たので(当たり前だ)、阿蘇山をグルっと一周するルートを通って、はな阿蘇美のバイキングレストランへ。

ここは以前、奥様が行った事があると聞いていたので寄ってみたのですが、ちょうど昼時だったせいか、なかなかな混雑具合。でもそんなに待たずに席へ座れて良かった・・・。

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席に着いたあとは、各人好きなものを持ってきます。ここで持ってたものを比べてみると個性が出て面白い。

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※手前が自分。

画像ではすでに空いていますが、何故か赤米ごはんにカレーをかけてきた旦那殿・・・カレーライスはご存じだそうですが、これは・・・と爆笑していたら「お前のメシにはカレーがかかって無いじゃないか」と言う。これにF氏は赤米+カレー、自分は赤米+山菜おこわ+カレーに照り焼きチキントッピングで対抗。何のため?いや、何も意味はないんです。ただ面白いだけ。(笑)

食事のあとはデザートを頂きます。コーヒーに白玉が合うのかどうかはさておき、美味しかったですよ。

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ここは地元食材を使っているのがウリで、肉から野菜からいろんなモノが選べて良いです。値段も安くて、美味しく腹一杯になれるのでいいですね。

ランチのあとは大分の城島高原までお送りする予定ですが、折角だからということで臼杵の磨崖仏に寄ることに。天気はいよいよ雨。つくづく阿蘇山で降らなくて良かった・・・。

石仏の町・臼杵と豪語するだけあって、石材店やら石灯籠などがそこらじゅうにあるこの町。磨崖仏もそりゃ立派なものですが、それ以上に立派なのは保護のために作られた屋根・・・というツッコミは無しで。

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ありがたいありがたい・・・。

場内は散策出来るルートになってます。雨の竹藪はちょっと怖いけど、

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旦那殿はどんどん奥地へ進みます(ちなみに自国では竹が生えてないんだそうです)

この先「○○塔」という看板の文字に、五重塔的なモノを想像し、それがこのヤブの先にあるんだと信じて、ぬかるむ山道や急な上り坂を雨のなか進んだ先には、さぞ立派な塔が、

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無かった。

 

そこそこの距離を歩いて来ただけに「ちっさ!」「Funny!」と、言葉は違えど意味は同じような感想が・・・。笑

でも、よく見ると梵字が彫ってあったりして、これはこれで立派なもんなんですよね、多分。

そして残りの磨崖仏も見学。

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面白いのかなぁ?どんなもんなのかなぁ?と心配してましたが、

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開いた口が開いたままになる程度には感動して頂けたようです。(笑

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ちょっとした里山の風情もあり、天気が良ければ周辺散策も楽しそうです。

さて、そろそろ時間ということで臼杵ICから東九州道へ。窓から見える別府市街の沸きっぷり(そこらじゅうから温泉の湯気が上がってる)に驚愕しつつ、別府ICで降りて城島高原のホテルまで夫妻をお送りして、ご案内終了。どうもお疲れさんでした!

※いまごろ飛行機のなか・・・でしょうかね。次回は是非鹿児島にも行きましょう!

あとは自分が泊まってるホテルまで戻ってもらって、F氏はそのまま広島へ・・・。途中、車が2台クラッシュしてたりしましたが、夕食を食べて無事帰還。F氏はそのまま走って午前3時に帰宅されたそうで・・・丸24時間の旅でしたね。

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当初の予定ではこのまま自分も鹿児島に戻る予定でしたが、翌日は晴れそうなので延泊することに。

そして、迷走の旅が始まる・・・いやそんなたいしたもんじゃないですが。(苦笑