鹿児島・薩摩地方で雪が降るという予報が出た一昨日。
鹿児島市内では夜半過ぎから雪が降ってる!という話しを聞いて、ちょっと楽しみにしつつ起きた昨日の朝。自宅周辺では・・・雨。
なんだよー、とちょっと残念に思いつつニュースを見てたら市内では雪が降ってるとのこと。鉄道やバスに遅れが出たり、高速道路が通行止めになったり、いろいろ大変なことになっている様子なので、市内に出る用事をとりあえず見合わせ。様子を見ることに。いや、普段なら無理やりでも出掛けるところですが、何しろ九州内の高速道路はほぼ全線通行止めで・・・。
こんな状況でノコノコ出掛けて行ったら大変だと。
そしてちょっと休憩ということで横になったら夜になっていた・・・というのは昨晩の話。
でもって今朝、延期した予定(と言っても書類を一枚取りに行くだけ・・・だけど、これが重要で。)を今日こそ済ませなければ!と思ってニュースを見ると、え?市内大雪?
見れば近くの有料道路は通行止め。高速道路は鹿児島周辺だけ通行止めになってたりする。
でも自宅周辺ではこの程度しか雪が無いし、
車にだってこれくらいしか積もって無いし、
自宅周辺だってこの程度。
これなら走れない事は無いだろーと出発。
コースは例によって車の少ない川辺ダムコース・県道19号線。市街地を離れて山が深くなるに連れて雪が多くなってくる。
結構積もってるなぁと思いつつ、進めば進むほど雪が深くなり・・・ついにはこんなことに。
なんか普通に積雪路。しかも微妙に凍ってたりして非常に走りにくい。これはどうなんだぁ?と思っているうちに路面状況はひどくなる一方。
最終的には、
「この先通行止め」
という悲しいお知らせ。現場に居た人いわく、この先除雪作業がされてないから走行無理!ということでしたが、
その直前の除雪作業「済み」道・・・ほんとに?
通れないものは仕方が無いので、迂回路(というかはじめからこっちを通るほうが通常は正しい。)の国道225号へ。こちらは国道だけあって除雪がちゃんとされていますが、そこらじゅう(路肩やら道の真ん中やら(!))に放置された車が多いこと多いこと・・・。おそらく昨晩の降雪で立ち往生した車なんでしょうけど、いくらなんでも道のど真ん中に放置というのは凄いなぁと。さすがにこのまま除雪作業が出来なかったようで、そこだけ残して他が除雪してある状態。あれじゃ、春まで出れないんじゃないか、あの車・・・。
それでも峠を越えて市内方面に下りだすころには、青空と冠雪した桜島がきれいで。
雪の量こそ多いものの、それも峠を下りきるまでの話。市内も相当降ったようですがほとんど解けてしまった様子で、走行に支障は無し。それでも交差点の真ん中などに雪が残ってたりするので、やっぱり結構降ったんだなぁと思いつつつ、この時点でいつもは1時間で来られるところがすでに2時間掛かっています。せっかくなので、桜島の写真などを撮りつつ、
用事を済ませて(所要時間3分)、別なところで桜島を撮影。
青い海と青い空に、冠雪した山。なんかこう見るとアルプスか何かに見えないこともない。
でも反対を向けば、キラキラと光る海面。
この日差しの具合は、やはり南国なんだなぁと思わざるを得ない。
そのあとは久々にガストに寄って昼飯。
なんかハンバーグがまずくなったような気がするけど、とりあえず腹は満たせたので、道が凍る前に帰途に着くことへ・・・しかしここで何を考えたのか、行きとは違う道に向かってしまうのです。来るときに通行止めだった道へ・・・。
いや、わざとじゃなくただ忘れてただけ。
そして見事に雪道にハマります。
(県道20号・錫山付近)
県道とはいえ、一応幹線道路だから・・・なんてのは甘い考えだと思い知らされるほどの適当な除雪具合。結構交通量がある道なのですが、ひどいところは延々1台分の幅(=対向車が来たときにうっかり避けたら負け。)しか除雪されてなかったり・・・。
あるところは倒木が・・・。
もはや滑り止め無しで走れる道じゃありません。
恐るべしS山サーキット、県道20号線。そしてこの後自宅方向(県道19号線)へ分岐するのですが、これがまたひどい状態で・・・。
「除雪してねぇ!」
そりゃそうです。反対側からは「通行止め」になっているのですから。
分岐の交差点に道路管理の人が居たのでわざわざ「行ける?」って聞いたのに、OKという言葉を信じて入ってみればこの有様。写真では路面が出ているので一見問題無しに見えますが、実際は真ん中の部分がそのまま残っているので、そこに乗っかってしまうとアウト。しかも路面は凍結して滑る滑る・・・。
それでもゆっくりゆっくり走って、あともう少しで川辺ダムというところで・・・道路をふさいでスタックしているトラックが。。。付近の人に手伝ってもらって、何とかUターンして、泣く泣く来た道を戻りました。
結局、県道20号線に戻って加世田経由で帰宅することに。
しかし、除雪してある道だってこれですから、ほんとによく降りました・・・。
でも直前の道がこんなだったら、
まさか、5分後にあんな道になってるとは誰も思わないでしょう・・・ということで反対側は大渋滞して、除雪も出来ないような有様。たまにしか無いことだけに仕方が無いとは言え、せめて情報くらいはちゃんと流して欲しいものです。「この先積雪・通行不可」とか。
そして、今回見ていて一番悲惨だったのは、除雪車がどかした雪で進路を塞がれて立ち往生した車。
ノロノロで流れていた車列の前を横道から除雪車が出てきたんですね、雪を掻き分けながら。で、どうするのかと思ったら、そのままどこかに走っていった、車列の前に雪山を作ったまま。
前左右を雪に囲まれ、後ろは渋滞の車列という・・・まさしく四面楚歌!
これはどうしようもないということで、反対車線での出来事ながら途中に居た管理の人に状況を伝えるも、
「あーそう、どうもありがとねー。」と至ってライトな反応。
もちろん動く気配は、無い。悠長というかなんと言うか。これが鹿児島流なのか。
3組見つけた作業や管理の集団に同じことを伝えたんだけど、みんなそんな調子。
あそこでハマって居た人々はもう脱出出来たのだろうか。それだけを心配しつつ、無事に帰宅しましたが・・・。
というわけで結論:大雪の鹿児島では国道以外は走らないほうがいい、です。
回り道分を含めて、市内往復で100キロ超えたっていうのは今回が初めてかも・・・。
鹿児島の雪、はじめて見たビョ!
[watashida]