友、来たる。
7月 18, 2007 — 1:09

高校の同級生が、台風と共にやってきた。

仮にTと呼ぶことにして、このTとはかれこれ10数年来の付き合いになる。お互いに連絡を取り合う訳でもなく、
頻繁に会うわけでもなく、たまに何かあると連絡が来たりする程度で、自分が鹿児島に行くことでさえ、
連絡が付かなかったという理由でお知らせ無し。だいたいT自体が引っ越したことすら知らなかったりもする。それでもどういうわけだか、
ここまで付き合いが続いているというのは、腐れ縁と呼ぶより他にないと思う。

そんなTから連絡が来たのは先月末。早めの夏休みで、屋久島へ行くついでに寄るからという内容。その2週間後に奴はやってきた。

空港からレンタカーで、ここ(薩摩半島の真ん中あたり)まで走って来た。という割にはずいぶん時間がかかったなぁと、
聞けば陸路で桜島に行って来たと言う。温泉でも入って来たのかと思いきや、とりあえず行きたかったからだと。
唐突で無謀なところは昔からだが、桜島フェリーに乗ったら陸路より全然早いということがわかって腹が立ったなどという、
細かいことを気にするような小心者でもある。ちなみにこの場合、初めから調べておけば良かったという事に気が付かないのもまた昔からである。

せっかくなので3人(T+Tの彼女:一緒に仕事をしている+自分)でバーベキューなどをしながら、地元で起きた事などを、
しこたま飲みながら話す。半年に満たないような短期間のうちにもいろんなことが起きていてとても楽しい。
だいたいこちらにきて本格的に飲むのも初めてだ。夜更けまで散々飲み散らかし、しゃべり尽くして就寝。

翌朝、当初の予定通りTは出発するも、台風接近で離島行きのアシは全てストップ。仕方なく市内や指宿の温泉に行くも、
こちらも台風で店仕舞いだったらしい。散々走った挙句、池田湖を見て帰ってきた。結局同じところに連泊することになり、
また3人で食事をして就寝。外は暴風雨。

また朝になったが、もう行くところがない。当初の予定は全て白紙。行きたい所は台風で休業。しかも、
今泊まっている場所も危ないので閉鎖が決定。午後には追い出されるということで、とりあえず鹿児島市内のホテルを取り、
早めに向かおうとしたところで台風上陸。外出は無理と判断し、しばし待機。久々の昼寝をしっかり楽しんで
(TはWEB系の仕事している=昼夜関係無し)、出発。とりあえずホテルには到着した。

(つづく)