鹿児島市内に用事あって出てきましたが、時間があったので「鹿児島駅」に行ってみました。東京といえば「東京駅」、横浜といえば
「横浜駅」のように、都市の中心たる駅には、その都市の名前が冠されるのが普通だと思いますが、ここ鹿児島ではちょっと事情が違います。
JRの駅舎は大して立派なわけでもなく、むしろ市電の駅のほうが立派に見えるほど。駅前はただただ広大なスペースになっていて、
ちょっとしたタクシー乗り場とバス停がある程度。
敷地面積だけで言えば、相当な駅なのですが。
でも少し昔は、結構栄えていたそうです。その名残は駅の横に広がる広大な敷地。貨物駅の跡地?があります。その向こうは海です。
海運全盛だったころ、港町として栄えていたのがこのあたりだったそうですが、今はすっかり静かな感じで、賑やかなのは「鹿児島中央駅」
のほうになっています。
少し前まで「西鹿児島駅」と呼ばれていた中央駅。初めて来たときは名前が変わる前で、まさかこちらのほうが栄えているとは知らず、
驚いたものでした。
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駅見学のあとは食べ歩き。ここからはダイジェストでどうぞ。
この値段でこのボリュームかよ!と県外の人間なら必ずツッコミたくなります。喫茶メニューとは思えないボリュームと、
基本に忠実な作りに好感度高し。コーヒーもうまい。
腹ごなしに一仕事したあと、
相変わらず何を頼んでもはずれなし。散々飲み食いしましたがノンアルコールなので、腹だけがいっぱいになるという状態。
さらに、
にも寄って、ノンアルコール・カクテル三昧。酔ってもいないのに気分が良いというのは新感覚でした。
こんな感じの休日一日でした。
疲れた時は空を見よう。
所用で乗ったフェリーから、何枚か。
実はここのところ体調がいまいちで、どれくらいかというと五日間欠勤して寝込んでしまったくらい。今はもうすっかり大丈夫!
という感じでは無いのですが、そんなときは空でも見ましょう、ということで。
倒れて寝込むのは過去にも良くありましたが、今回は危なかったですねー。
風呂に入ろうと思って部屋を出たあとの記憶が無い。気が付いたのが数時間後、酒を飲んだわけでもないのに何で台所で寝てるんだ?
と。状況からすると気を失って倒れたようで・・・。
今の時期、レジャー業界は忙しさピークのかき入れ時。過労と呼べるほど働いているわけではありませんが、
丸二日ほぼ徹夜&最後にメシ食ったのいつだっけ状態でのKOでした。点滴1リットルと投薬で復旧しましたけど、
この時期はそうでなくても暑くてヤラれがちですから、皆さんもこうならないように・・・なんて私に言われたく無いか。
(汗
綺麗な景色とうまい食い物があれば、割と救われ・・・ないですか。
世の中、癒しが求められていますが、ただ空を見るだけでも充分じゃないですか。
焦りばかりがつのる昨今、それでも空を見る余裕くらいは・・・持ってないとねぇ。
「イワシ雲」なんて、昔の人は良く言ったもんだと思えた、夕暮れ時の空。
空模様以上に気になることなんて、昔も今もそうは無い。
世の中はお盆休みも終盤というところ、この時期のテレビと言えば終戦記念特集なんてのがあちこちで放送されていて、
少し気が滅入る今日この頃です。歴史を伝承する意義は確かにあると思いますが、この時期に集中させなくても・・・とも思うんですよね。
終戦記念日にでも絡めないとこの辺の話が出来ない(しづらい?)のが、今の日本だということなんでしょうかね。
(つづき)
海は透き通り、空は青い。
(ここでカヤック&シュノーケリング)
(これが漁港だって言うんだから贅沢な話)
丁度いい量の昼飯を食べて、午後はちょっとそこまで見学ツアーです。
この辺は、リアス式な地形のために陸地がとても少ない。そんなところで耕作をしようとすると、その畑は必然的にこうなります。
(下から結構見上げてる)
山の斜面に石垣が並んでいますが、この段々が全て畑になってます。細長い、極々小さい畑が無数にあるのです。しかも、
この石垣は天然石で作られているのですが、
こんな石をどこから持ってきたんだ?というくらい、もの凄い量の石が使われています。この調子は畑だけかと思っていたら、
この先にある集落はまさに「石垣の町」でした。
細長い畑に難儀しながら見上げた空に、昔の人は何を見たのでしょうか。
少し走れば、絶景ポイントな集落有り。
ちなみにこの集落も、次の集落も石垣の上に成り立って居ました。もの凄い量の。九州の突端とも言えるこの地に、
ここまでして住まなければならなかった理由とは何なのでしょうか。非常に複雑な想いに駆られます。
そんなこんなで、この見学ツアー。お近くを通る際は是非押さえておきたいポイント目白押しです。
観光地になってないのが不思議なくらいなところでした。
あとは宿に戻って工作をしたり、お話を聞いたり、食って飲んで・・・と。
この辺は写真が無いのですが、出前講座でお話をして頂いたヨット乗りの今給黎(イマキイレ)さん
(とか書くとその辺のオッサンみたいな感じだけど、ヨットで単独無寄港世界一周をやってのけた凄い人なのです。)
のお話に素直に「すげぇ!」と感動しました。こちらはカヤック漕ぐのも一苦労な素人ですからね。
一人でどこにも寄らずに地球回ってこいって言われても、無理ですよ自分には。内容は何にせよ、それを成し遂げようとする情熱と信念くらいは、
目標にしたいなと。
いろんな意味で腹一杯になりましたが、自室でまたいろんな話をしました。
この部屋にいる5人のうち、1人を除いて全員初対面。それでも飲んで話して、何となくうち解けてしまえるのは、人の器のおかげなのか、
土地柄なのか。有意義とはこういう時間のことを言うんでしょう。
そんなこんなで就寝。翌日は朝からカヤックを漕ぎ、海で泳いだり潜ったり・・・お仕事。すっかり日焼けして帰って来ました。
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翌日からは連日連泊で通常業務。今日は久々に帰宅してます。
先日のお出かけは、南さつま市にある笠沙恵比寿というところに行ってました。
先月行った種子島のようなイベントで、そこにインストラクター(爆笑)として行ってきたのですが、何がインストラクション出来るのか、
自分でもわからないのに、とりあえず名札にはそう書いてありました。(汗
今回 は一泊二日の短い行程で、予定もそんなにタイトでもなく、ゆったりとしたスケジュールだったのですが、
三日前から職場に泊まり込んでいたうえに、前二日はほぼ徹夜状態。気が付いたら朝になってました!な状態でイベントに挑みましが、
近場だったのと初日は特にやることが無かった(!)ので、何とかなりました。
(わずか30分でこんなに違う空の色)
早朝に鹿児島市内某所に集合して、バスで(自宅の近くを通って)笠沙に向かいます。とにかく爆睡。
看護師の先生に日頃の生活についてお叱りをうけつつ、着いたところは笠沙美術館。ちなみに道を挟んで向かい側には、有名な(?)
杜氏の里があります。ここでは美術館のテラスから海を眺めつつ、歴史家(という表現が正しいのかは謎)の方から、
この辺の歴史について講義を受けます。
歴史に全く興味が無い自分が聞いても、なかなか面白い話でした。その上、とにかく景色が素晴らしい。
お話と景色を堪能したあとは、本日のメインステージ&宿泊場所となります、笠沙恵比寿に向かいます。こちらは種子島の廃校跡と違って、
極々普通の宿泊施設。殺伐としたサバイバル感は全くありませんが、その分快適。
(「そりゃ納得出来んなぁ」「そこを何とか先生」「まぁいいんじゃないの?」)
(つづく)