午前4時に叩き起こされて、ウミガメ放流を見学して来ました。
8月 6, 2008 — 0:01

ペンキ塗り作業のため、某所に着いたのは午前0時過ぎ。

で、4時起床。

環境保護のためには、睡眠不足も致し方なしとは言いませんが。

 

ウミガメが産卵にやってくる某海岸で、この時期は卵が孵化する時期ということで、

管理人(ボランティアの漁師)から、出張中の管理を依頼されたという、某所スタッフの方々と海岸へ。

孵化場(あらかじめ卵を集めて保護しているところ)に行ってみると・・・。

xDSC_3381

居ますよ、小さいのが。

テレビでは良く見かける姿ですが、実物は思いのほか小さい。

xDSC_3383

でもって沢山。わらわらと居ます。

孵化場はワクで囲まれているので、海にたどり着けず右往左往しております。

これをこのままにしておいては、何をしているのだかわからないので、

拾い上げて海に放流するというわけです。

xDSC_3389 (午前4時半。)

波打ち際に離してやると、うまいこと波に乗って泳いで行く奴も居れば、ひっくりがえって一向に進まない奴。寝ているのか、
じっと動かない奴・・・などなど。

カメ社会にもいろんな奴が居るというのが良くわかります。

一通り放流し終わった後で孵化場に戻ると、

xDSC_3406 (いま出てきました。)

新たに生まれてたりしますが、そんな奴も忘れずに放流します。

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と、まぁ保護してある分についてはこんなところなのですが、

これ以外にも埋まっている卵はあるわけで。

 

当然そんな卵から生まれた小ガメは、自分の力だけで海に行かなければなりません。

 

海岸には、そんな小ガメの歩いた足跡が無数にあります。

xDSC_3411 (真ん中のタイヤ跡みたいなのが足跡。)

流木・ごみ・タイヤ溝・雑草というような障害が、たくさん仕掛けられた国定公園の海岸

保護されなかった小ガメの一生は、まずこれらを乗り越える苦難から始まります。

 

0.0002%と言うウミガメの生存率。

せめて海にたどり着ける率だけでも、100%に近づけられないものですかね・・・。

 

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ゴミの山で途切れた足跡を見ると、何が国定公園なのかと、情けなくなりますね。

別にエコロジストでは無いけれど、いろいろと考えさせられます。